このところ続けて読んでいる刑事加賀恭一郎シリーズ。
これも前作同様、
最後に犯人が誰か明かされない。
カプセルに入った錠剤の毒薬による、
小説家が結婚式の日に殺された殺人事件。
婚約者の兄、過去に作家と経緯のあった編集者、
小説家のマネージャーの3人が容疑者で、
小説家の過去の恋人の自殺が絡んで、
複雑な人間模様が描かれる。
少しずつ事実が明らかになっていき、
読み進むのが面白い。
ただ最後に犯人を推理するのは、
仕事帰りの電車の中で読んでいたのもあって、
気力が続かずネットのネタバラシを見たのであった。
推理小説を満喫したという感じである。