東野圭吾「どちらが彼女を殺した」を読んだ。
三角関係のもつれで起こった殺人事件。
自殺に見せかけた犯人に対し、
殺された女性の兄が警察官で、
復讐として個人的に捜査を行う。
もちろん主人公の加賀も刑事として捜査を行い、
この2人がそれぞれ捜査を進める。
最後に2人に絞られた犯人がどちらなのか、
答えがわからないまま話は終わる。
読者に答えを探させるという形である。
面白くて一気に読んでしまったが、
一応ちょっとした言葉の使い方の違和感で、
私は犯人がわかった。
あとの解説やネット上のネタバレ解説を見ても、
たぶん間違いないと思うが、
著者が公開していないのなら犯人は謎である。
しかしとても面白い小説だった。