今回の東京行で、
今までともう一つ異なるのは、
行きも帰りも富士山を見られたことである。
何だそんなこと、
と思われるだろうが、
高校時代に予備校の夏期講習で、
初めて1人で東京に行って以来、
何十回も東京と大阪を行き来したのに、
恐らく新幹線の中から富士山を見たのは、
3回に満たないだろう。
情けない話ながら、
ほとんどいつも寝ていたのだ。
ところが今回は寝ていても、
富士山の見えるところに来ると、
偶然行きも帰りも目が覚めたのであった。
この季節でもちろん雪をかぶっていなかったが、
富士山は堂々とした美しい姿であった。