柳生の里(2)

食事の後、
車で柳生の里に入った。
いかにも山の中といったところで、
我々以外ほとんど観光客がいない。
少し急な坂を登り、
高い木のたくさん生えている中に、
突然巨石がごろごろしている場所に出る。
そしてとりわけ大きな石の前に、
しめ縄が張ってあり神社として石が祀られていた。
天手力男命が天岩戸を開けた際に飛んできたのだという。

そしてさらに奥に入っていくと、
今回私が是非見て見たかった一刀石があった。
柳生新陰流の流祖柳生石舟斎が切ったと言われる。
想像していた以上に大きなものであった。

神域とも言える場所で、
何とも言えない雰囲気の場所であった。
特に右上に祀られている仏像が、
何か怖いような独特の存在感があった。