校庭

昨日は選挙があった。
うちはいつもそうだが、
朝から投票に出かけることにしている。
投票所は家のすぐ近くの小学校である。
もうほぼ葉桜となってしまった木々を見つつ、
給食室や倉庫の間を通り抜け、
体育館に入る。
ほとんど他の投票者を見なかったが、
投票を終えて外へ出る。
入ってきた近い道を避けて、
拾い校庭を通って遠回りに帰ることにした。
自分はもちろん、
子供たちまで卒業した今、
選挙でもない限り小学校に来ることは無くなった。
校内には、
1期生である私の時代から、
ずっと残されているものも多くある。
それらを懐かしく見ながら、
寂しいようなうれしいような気持ちで、
帰宅したのであった。