怪しい人びと

東野圭吾「怪しい人びと」を読んだ。

怪しい人びと (光文社文庫)

怪しい人びと (光文社文庫)

日常的に近くにいる人々との間に、
何らかのトラブルがあり、
主人公が謎解きをするという短編集である。
7編の作品の中で私が気に入ったのは、
「結婚報告」である。
昔の友人から結婚報告の手紙が来る。
ところが結婚相手と一緒に写っている写真の人は、
自分の友人ではない。
というところから意表を突く展開がある。
長編小説を読んだ後にはちょうどいい、
短くて面白い小説集であった。