旅行の目的は何かというと、
もちろん家族サービスということになるが、
私個人にとっては、精神的癒しにある。
当面さしあたってやるべきことがないこと、
非日常的空間にいること、
緑が多く視界の広い場所にいること、
これらが私が癒しを感じる重要条件である。
そして今回特にそれを感じることができたのは、
阿蘇の火口と阿蘇山周辺の広々とした風景であった。
また、有名な広い草原で馬にも乗った。
子供たちが楽しみにしていたので、
長男は２０分、次男と私は５分間馬に乗って歩いた。
もちろん係の人がゆっくり引っ張って歩いてくれるのだが、
馬は大人しく、私たちの足があぶみから外れると、
馬がそれに気づいて鼻先をあぶみの所へ持ってきて教えてくれるのだ。
次男は少し怖かったのか、終わるとそそくさと降りていたが、
長男はうれしそうに馬を撫でてやっていた。
私は、幼稚園の時に淀の競馬場で馬に乗らなかった後悔が、
ようやくこの年になって解消できたのであった。
５分間の乗馬は１３００円、２０分は３０００円であったが、
十分その価値はあると思えた。
