思考パターン

昨日の朝、テレビのチャンネルを回していると、
BSで世界のニュースをやっていた。
やはり東北関東大震災のニュースであったが、
フランスのテレビ局の取材を見ていて初めて知ったことがあった。
震災後、続々と各国から救助隊が駆けつけたが、
フランスの救助隊は救助活動の場所を巡って、
日本の当局と意見が合わず、特に何も救助活動を行うことなく、
不満を持ったまま帰国したとの報道であった。
そしてこれはフランスだけではなく、
他の国の救助隊でも似たような状況があったというのである。
また、海外の救助隊は生存者を捜す際に、
電子機器を使用するのが普通なのに、
日本の救助隊は竹の棒を使っていたので驚いたということであった。
日本で見る海外の報道は、概ね支援に関する好意的なものばかりで、
それもおそらく同じニュースソースから得たもののようだった。
震災に関する日本のニュースを見ていても、
どのチャンネルも似たようなことをやっている。
一方海外ニュースはこのように異なる視点から報道している。
海外報道が一方的で偏ったものであるかもしれない。
しかし、日本のマスコミの思考は案外画一的なのだと感じたことであった。