字体

日本の中国語教育は、
中国大陸のピンイン簡体字を採用している。
私も大学で初めて中国語を学んだ際、
こちらの形で学んだ。
だが、私個人としては、仕事の必要に応じて、
台湾で採用している繁体字も慣れるようにしてきた。
留学生対象の日本語授業の時には、
最初は自分が学んだ簡体字の教材を使用してきた。
しかし台湾人留学生にとっては、あまり強くはないものの、
やはりそれに対し少し不満があったようだ。
そこで、単語面の教材プリントは、
簡体字繁体字の両バージョンを作ることにした。
また、翻訳する文章は、
簡体字のものと繁体字のものを
交互にバランスよく採用するようにした。
日本人である私にとっては、
大きな問題ではないが、
留学生達にとっては意外に影響があるので、
こうした面に気を使わざるを得なくなってきた。