努力の方向

ここのところ、
通常授業は学期が終わりお休みだ。
専門学校授業は、
1校を除いて新学期は始まっていない。
この時期の私の仕事は、新学期の授業準備があり、
それ以外には個人授業が続いている。
昨日の個人授業の生徒さんは、
わずか5年の学習で、
かなり高いレベルに達した方である。
それも特に最初は独学に近い形だったそうだ。
これまでの努力の一端を聞いて、
何とも大したものだと思った。
現在は通訳養成学校に通いつつ、
発音や語調の矯正のために、
私の教室に来ておられるのである。
国語学習もさることながら、
日本語の話し方教室にまで通ったそうだ。
さらにこの方は、小さいお子さんもおられる
働く主婦なのである。
その努力には感服の他ない。
私にはとても真似できない。
それでもその方は、
自分の方向性や努力の成果について悩んでおられる。
私はもともと軟弱だし、
精神のバランスを大事にしているので、
自分が疲弊してしまうような努力はしない。
努力の方向を選び、
なるべく効率よいやり方をしたいと思っている。
がむしゃらに努力する時期もあるべきだと思うし、
それが後に活きてくることにもなる。
その生徒さんも、精神に余裕を持って、
これまでの努力が活きるよう、
理想とする道を楽しく歩んで頂きたいと思う。