送り火

今日は、京都五山送り火の日である。
学生時代、東京の友人達と琵琶湖に遊びに行った帰りに、
京都先斗町お好み焼きを食べた。
それがちょうど、送り火の日だったのだが、
のんびりお好み焼きを食べている私たちに、
お好み焼き屋のご主人が、
送り火見はんのやったら、もうそろそろ出はったら?」と
教えてくれたので、店を出たら、
通りは送り火を見る人で、歩くのもままならないほどだった。
それでも、送り火を見ることが出来、
東京の友人達にとってよい記念となっただろう。
私の母は、京都生まれの京都育ちだが、
高層ビルのなかった当時は、
家の物干し台から五山の送り火が見えたそうだ。
うちでも、先日迎え火をやり、今日送り火をした。
家の玄関前で、麻稈(あさわら)を焼くのだ。
これはこれまで我が家にはなかった風習だが、
今年父が亡くなったので、
今年から父を迎え、送る儀式が加わったことになる。