すべてがFになる

森博嗣「すべてがFになる」を読んだ。

すべてがFになる (講談社文庫)

すべてがFになる (講談社文庫)

密室殺人の推理物と言えるだろう。
特徴的なのは、
作家も主人公も理系の人ということである。
理系ならではの用語や知識が散りばめられている。
確かに文系作家には書けない作品だと思う。
殺人事件に関わる場面は悲惨なものだが、
理詰めで謎を解いていく主人公の活躍は、
頭脳の優れた素人探偵の面白さがある。
このシリーズは10作あるらしい。
今後順番に読み進めていこうと思う。