ブライアン・フリーマントル「殺人にうってつけの日」を読んだ。
- 作者: ブライアンフリーマントル,Brian Freemantle,二宮磬
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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背表紙にある紹介文を読むと、
復讐ものとあったので読むことにした。
代表的な復讐ものである巌窟王を出すまでもなく、
ほぼ例外なく読者は復讐する側に感情移入する。
- 作者: アレクサンドルデュマ,篠崎三朗,金斗鉉,矢野徹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1989/05/10
- メディア: 文庫
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復讐を応援しそれを果たした主人公とともに溜飲を下げる。
ところがこの作品は読み進むうちに、
綿密な復讐計画を実行していく主人公に、
同調できなくなるのに気付く。
勧善懲悪ものではなく、
案外複雑な内容であることがわかり、
そして意外な結末とそれを導く伏線。
読み終わってすっきりはしないが、
読み応えのある小説であった。