その女アレックス

ピエール・ルメートル「その女アレックス」を読んだ。

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)

生徒さんから、
「この小説は面白い」
と勧められたのである。
主人公というべきか、
アレックスという女が監禁され、
脱出劇が始まる。
その誘拐事件を追う刑事が、
次々と謎を解明していくが、
二転三転の展開に驚かされる。
最初持っていた印象とは、
全く異なる結末に衝撃を受けてしまう。
作家の筆力に翻弄され、
そして「すごい」と思わせられる、
確かに評判通りの作品であった。