悲しみのイレーヌ

ピエール・ルメートル「悲しみのイレーヌ」を読んだ。

悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)

悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)

先日の授業で、
ある生徒さんから、
衝撃作「その女アレックス」は3部作の1つである、
その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)

と教えてもらったので、
読んだのがこれである。
小説をそっくり真似た連続殺人事件が起こる。
刑事との戦いが描かれるが、
しかし犯人の意図は予想外のもので、
悪意に満ちたものだったことに驚かされる。
残酷なシーンが多い作品であるが、
続きが気になって本を手放せない。
「その女アレックス」ほどの衝撃はないが、
小説としてはよくできた作品である。