証拠の品

今朝も犬の散歩をした。
小学校の横を通った時、
目の前をイタチが走り過ぎた。
イタチを見るのは久しぶりだなと思った。
イタチは体育館下の通風孔のような穴に入っていった。
ちょうどその横を通った時、
通風孔の入口に長細い物が見えた。
よく見てみるとキュウリであった。
自分の体と大差ない大きさのキュウリを運んでいたのだ。
これはまぎれもなく、
どこかの家庭菜園から、
イタチがキュウリを取ってきた動かぬ証拠ではないか。
かつてうちの家庭菜園のキュウリが、
ちょうど収穫しようと思う頃に食われていたことがあった。
うちの犬の仕業であると思っていたが、
実は冤罪であったのかもしれない。