充実

昨日は整体師の生徒さんの授業があった。
この生徒さんの整体の先生は、
台湾人のおばあさんであった。
独立してからも年に一度は会いに行っていたらしい。
去年の年末も挨拶に行ったが、
先生が買い物に出ていて会えなかった。
そして先日。
ちょっとした用事があって先生を訪ねた生徒さんは驚いた。
何と1月末にその先生が亡くなっていたというのだ。
年末には元気だったし、
もともと病気をほとんどしない人だったのに、
年明けにガンが見つかり、
それから幾ばくもなく亡くなったのだそうだ。
生徒さんはショックを受けており、
こんなに死が突然訪れるものなら、
「人間は何でも思ったことはやっておくべきだ。」
とつくづく思ったとのことであった。
私自身はおそらく85%くらいは思い通りに生きているが、
死を念頭に置くことは正を充実させることになる。
そのことを思い出させてくれる生徒さんの話であった。