水滸伝(1)

北方謙三水滸伝一」を読んだ。

私が水滸伝を初めて読んだのは、
小学生の頃の岩波少年文庫版であった。
水滸伝 上 (岩波少年文庫 541)

水滸伝 上 (岩波少年文庫 541)

初めて読んだもののイメージが強いのと、
私が大人になってから読んだこともあって、
かなり異なる感じであった。
少年文庫版では、
最初に登場する英雄は九紋竜史進であったが、
北方版では豹子頭林沖であった。
そして花和尚魯智深は、
もっと無茶苦茶な破戒坊主という感じだったのに、
北方作品ではかなりしっかりした人物のイメージである。
肉屋の主人を殴り殺すエピソードは、
北方版の「一」では出てきていない。
ともあれ、
違った面白さと期待感がある。
続きを読むのが楽しみだ。