根源的

昨日、仕事から帰宅してから、
子供の中間テスト勉強につきあった。
理科で電気回路の問題をやっていたので見てみると、
いくつか間違っていた。
それについてなぜ間違ったかを解説してやろうと思ったが、
残念ながらわからない。
そこで理科の教科書の電気に関する箇所を読み始めた。
しばらくして概略をつかめたので、
どうにか子供に教えることができたが、
実は、私はこの分野が苦手であった。
そもそも電流はわかっても、
電圧や抵抗というものが何のために存在し、何をしているのか、
全く概念としてつかめなかったのだ。
当時は父親に教えてもらったのだが、
父は電気の専門家で、
もともと自分が当たり前のようにわかっている概念を説明するので、
結局私にはわからなかった。
今回ようやくその概念をつかむことができたわけだが、
こちらの理解力が上がったのと、
理科の教科書の書き方が昔よりわかりやすくなっているのが理由だと思う。
教える側は、教わる側の概念形成がゼロであるとの前提に立って
教えなければならないことを痛感するが、
果たして私は自分の仕事においてどれだけできているだろうか。