鼻血(5)

診察時に細長いカメラを鼻に入れて中を見ても、
そのときに鼻血が出ていなければ患部を確認することはできない。
したがって鼻孔の広い範囲に詰め物をして患部のふさがるのを待つ。
これが地元の耳鼻咽喉科での治療方針であった。
これで計3回地元の医院に通った。
しかし一昨日の晩、
また鼻血が流れ出し喉を流れる感じがしたので、
患部はもっと奥かと怖くなり、その夜はまんじりともせず、
紹介状を書いてもらうことなく、朝早くに別の大きな総合病院に出かけた。
そこでは、若い男性医師が患部を詰め物の血のつき方から判断し、
レーザーで患部を焼いてふさぐという処置をしてくれた。
これで現在まで鼻血は出ていない。
鼻血が出始めて1週間以上、辛く不安だったが、
何か胸がすくようなスピーディーな診断と処置であった。
状況から考えて、地元の医院を責められないが、
やはりそこに何かレベルの違いを感じざるを得なかった。