努力と成長

先日、上海駐在になり、
授業に来られなくなる生徒さんの最後の授業だった。
この生徒さんは、もともと市民講座で中国語を始めた。
そこで発音・声調ができていないことを自覚し、
私の教室に来られ、努力を続けられた。
授業前に早めに来られて特に練習をした。
出された教材は次の授業の時にはほぼ完全に覚えていた。
出された課題は次週には十分準備が出来ていた。
今学期になると、本人が注意さえしていれば、
もはや声調を読み間違うようことはなくなった。
上海出張の際、現地日本人スタッフが、
中国人店員に話したが通じなかったのを、
この生徒さんが代わりに言うと通じたそうだ。
改めて声調の重要性と自分の成長を認識されたようであった。
授業の帰りに、
「よく努力して成長されましたね。」
と言うと、
「こちらにお世話になってよかったですわ。」
と言ってくださった。
生徒さんが来られなくなるのは辛いが、
私にとっても感激の日であった。