香港の結婚式

昨日の専門学校の授業でのこと。
結婚に関する単語が続いたので、
ふと思い出して留学生に聞いてみた。
かつて香港のことを書いた本を読んで知ったことだが、
香港で結婚式が行われるとき、会場では、
必ず招待客がマージャンをできるよう準備をしておかねばならない、という。
結婚式が始まるまでの時間を招待客はマージャンで時間をつぶすのだ。
式の時間を決めておいても、みな時間バラバラで来るので、
待ち時間に招待客を退屈させない必要があるようなのだ。
それが本当かどうか香港出身の留学生に聞くと、やはり本当だという。
さらに、主催者側がそうした準備をしないことは失礼に当たるのだとも言う。
また別のクラスでも香港の留学生に聞くとやはり同様で、
結婚式は夜8時から始まるが、
マージャンは夕方4時から始まるのだそうだ。
4時間もマージャンをやって式を待つことになる。
この話は中国や台湾の留学生も初耳だったようで、
みんな一様に「へーえ」と驚いていた。
「マージャンやらない人はどうするの?」
という質問も出たが、
その人たちは最初から8時の式に間に合うように来るのだそうだ。
留学生対象の授業では、
こうした現地の人ならではの情報を得られるのが面白いところである。