ファン心理

私の教室の生徒さんで、
台湾F4のヴィック・チョウのファンの人が2人おられる。
その2人が8月の最初に台湾に行かれた。
ヴィック・チョウが台湾在住日本人映画監督の作品で
主演を演じたので、それに関するイベント参加のためであった。
その話を先日の授業の際に話してくださった。
台湾のいくつかの都市の映画館で、
上映会があって舞台挨拶もあったそうだ。
生徒さん達はもちろんそれにも参加したが、
移動の際に台湾新幹線に乗った。
その時の同じ列車に
ヴィック・チョウも乗っているのがわかった生徒さん達は、
車両の入り口でそれを見ていた。
こういう場合、ファンの礼儀として、
近づいてサインや写真を求めたりしないそうだ。
ただ見ていた生徒さん達の方を、
突然ヴィック・チョウが振り返り、ニコッと笑いかけてくれた。
生徒さん達は感電したようにびっくりして、
大声を出さないよう注意したがとても感激したそうだ。
その話をしたときの生徒さんの表情は、
いかにもその感激ぶりがわかるほどのものであった。
それはファン冥利に尽きる瞬間だったのだろう。