気を紛らわせる

昨日の今日なので、
移動で歩いているときなど、
ふとアルバイト時代の社長の事を思い出す。
やはり気が滅入ってしまう。
仕事に入ると、一切忘れて集中するので気は紛れる。
移動の電車の中などは、寝てしまうか、
あるいは本を読む。
本はじっくり内容を咀嚼するようなものより、
どんどん次が読みたくなるようなストーリー物がよい。
というわけで、最近読んでいる本が結構役に立つ。
高杉良という人の企業小説である。
これまで私はあまりこういう系統の小説は読まなかった。
ところが、突然家内が読み始めたのである。
家内はどんどんはまっていき、
私にも勧めるようになったので、
何となく私も読み始めたのである。
最初に「金融腐食列島」、

金融腐蝕列島 (上) (角川文庫)

金融腐蝕列島 (上) (角川文庫)

次に「あざやかな退任」を読んだ。
あざやかな退任 (新潮文庫)

あざやかな退任 (新潮文庫)

前者は銀行の総会屋対策の話で、
後者は電器メーカー社長の後継者の話である。
いずれも私にはあまり馴染みがないせいで新鮮だし、
小説だからわかりやすく臨場感もある。
どんどん読んでしまう話の流れに、
今の精神状態を助けられている気がする。