メグレ警視シリーズ

私は、これまで推理小説をあまり読んでこなかった。
推理小説が嫌いなのではない。
推理小説の元祖とも言うべき、
シャーロック・ホームズ」シリーズがあまりに好きだからだ。
したがって、他の推理小説には食指が動かなかっただけである。
ホームズの推理は勿論好きだが、
ワトソンとのかけ合いもそうだし、
19世紀のロンドンの町の雰囲気が感じられるのも好きだ。
その私がふと思い立って、
図書館で「メグレ警視シリーズ」を借りてきた。

メグレ警視の事件簿〈1〉 (偕成社文庫)

メグレ警視の事件簿〈1〉 (偕成社文庫)

見つけた本はかなり古く、
基本的には子供対象のものであった。
しかし読み始めると、
全ての漢字にフリガナがついているものの、
とても子供対象と思えないしっかりした内容だった。
フランスのパリが舞台なので、
ホームズのロンドン同様、町の雰囲気が味わえる。
私が読み終わると、家内も読み始めた。
作品はまだまだありそうなので、
新しい楽しみが増えそうである。