緑衣の女

アーナルデュル・インドリダソン「緑衣の女」を読んだ。

緑衣の女 (創元推理文庫)

 以前から名前だけは知っていたが、

ネットでこの小説を推薦する文を読み、

その後読書好きの生徒さんからも勧められた。

珍しいアイスランドの警察小説である。

ある家の庭で人骨が見つかり、

遺体が出て来て、

その身元を捜査する刑事を中心に話は進む。

確かに事件物としては、

次はどうなるのかと読み進んでいく面白さはあるが、

家庭内暴力の残酷さと家族の絶望感が凄くて、

少々読むのが辛かった。