ラヴクラフト

先日のゲゲゲの鬼太郎の映画で、ネズミ男がよかったと書いた。
もうひとつ印象深かったのは、蛇骨婆であった。
これは佐野史郎が演じていた。
メイクのせいもあり、佐野史郎であるとはなかなかわからなかった。
さらに、完全に役になりきっている感じて、素晴らしいと思った。
この人は、怪奇ものが好きらしい。
ラヴクラフトというアメリカの怪奇小説作家がいる。
この小説家のことを知ったのは、
佐野史郎主演の2時間ドラマ「インスマスを覆う影」であった。
当然たいへん気持ち悪い話だったのだが、
その不思議な不気味さにとうとう最後まで見てしまった。
さらには、それ以降何冊か本を買って読んだ。

ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))

ラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1))

後に、私はある学習塾で講師をやっていたとき、
各出版社の中学の国語の教科書を読んでいて、
ラヴクラフトの作品が教科書に載っているのに驚いた。
この作家は、単なるきわものの作家ではなく、
文体も評価されている人なのだと納得した。