武侠小説

金曜クラスの授業で年末から流行っている本がある。
一人の生徒さんが読んで面白かったから、と教室に寄贈してくれたのだ。
中華圏で昔から絶大な人気のある作家、金庸武侠小説である。
文庫本になったものを最初に持ってきてくれたのが「笑傲江湖」だった。

秘曲 笑傲江湖〈1〉殺戮の序曲 金庸武侠小説集 (徳間文庫)

秘曲 笑傲江湖〈1〉殺戮の序曲 金庸武侠小説集 (徳間文庫)

私は作家についても作品についても知っていたが、読んだことはなかった。
今回初めて読んでみて、はまってしまった!
金曜クラスの他の生徒さんも同様だ。とにかく読み始めると続きが気になるのだ。
うちの教室には、中国関係の本が借りられる本棚があって、
そこに金庸シリーズを置いて借りられるようにしている。
生徒さんは週に一回教室に来るわけだから、
1巻だけ借りて帰ると次週まで待つのが大変なので、一気に数冊借りて帰る。
特に、太極拳をやっている私にとっては、
内功や軽功などの言葉は普通の人よりも身近なものだから、
少々複雑なストーリーだけれども、よけいに面白く読めた。

実は、金庸作品に初めて接したのは、本ではなくて映画だった。
それは、「スウォーズマン」という作品だった。
原作から「東方不敗」というキャラクターをクローズアップして映画化したものだ。
今はジェット・リーとして知られる李連傑らが出ており、
当時としてはかなり斬新なアクションで衝撃的だった。

スウォーズマン 第四集 東方不敗【字幕版】 [VHS]

スウォーズマン 第四集 東方不敗【字幕版】 [VHS]

今もうちの教室では金庸ブームが続いており、
今後もこのブログで紹介していこうと思う。