私には「片づけたい願望」がある、
とある授業で生徒さんに話したことがある。
「片づける」と言っても、
「部屋を片付ける」などではなく、
「残っている仕事を片付けてしまう。」
という意味である。
例えば授業などで、
あと少しでテキストが1冊終わるとなると、
一気に片付けてしまいたくなるのである。
有難いことに生徒さんは、
それでもヒイヒイ言いながらついてきてくださる。
結局その時間にやり終えてしまうとスッキリする。
昨日も専門学校の添削の仕事を、
授業終了後に一気に片付けてから帰宅した。
思えばこれはサラリーマン時代に根があるようだ。
仕事が多くなると、
できることをその場で一気に片付けないと、
さらに次々問題が起こったりして、
身動き取れなくなることがあった。
それが怖いし嫌なのだ。
だから「片づけたい願望」というより、
「身動きできなくなることから逃れたい」
という強迫観念なのかもしれない。