推薦できるか

今は来ておられないが、
以前の生徒さんから連絡があった。
この人はある会社の実質社長なのだが、
中国語ができる人材がほしいという。
日本で注文を受けて中国で商品を生産して、
それを日本で販売するという仕事である。
中国への出張も多い。
そういう仕事だから、
ある程度しっかりした人がいいと思い、
台湾出身の男子学生を紹介することにした。
日本語の実力や翻訳能力だけならば、
もっとレベルの高い学生はいるのだが、
男性で心配なくやれそうな人は案外少ない。
「推薦できるかどうか」
を考えた時、
単に語学の実力だけではなく、
授業にちゃんと出席しているか、
提出物を期限までに提出できているかなど、
人としての基本的なところが、
推薦する基準になるということを、
自分が推薦する身になって改めて認識したことであった。