萩原浩「押入れのちよ」を読んだ。
- 作者: 荻原浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 文庫
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これまでこの作家の作品を読んだ限りでは、
心温まる作品を書く人だと思っていたが、
この小説はそれを覆すものだった。
表題作の「押入れのちよ」は、
同じ作家の「愛しの座敷わらし」を思い出させる、
かわいさと悲しさがあるが、
- 作者: 荻原 浩
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2012/08/01
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どれも不気味でブラックなものである。
こうしたものを書ける作家の才能には感服するが、
後味がいい作品ではない。