パラダイス・ロスト

柳広司「パラダイス・ロスト」を読んだ。

5編の短編から成る「D機関シリーズ」である。
「魔王」と呼ばれる主人公の出自が探られる。
謎に満ちた経歴は、
何となく「ゴルゴ13」を思いださせる。他の作品もそうだが、
次々とこちらの予想が裏切られる展開がいい。
また戦時中の日本を取り巻く状況などが、
とても詳しくかつ分かりやすく書いてあるので、
大変読みやすい。
次のシリーズ作品も楽しみである。