ネコ騒動顛末

昨日の晩、帰宅すると、
物置の横では犬が番をしておらず、
子ネコが鳴く声もしていない。
さてはどこかに行ったのか、
と思い、家の中に入って家内に尋ねた。
すると、
ネコ騒動は意外な急展開を迎えていた。
昨日は家族みんなが出かけていて、
家内が午後3時頃帰宅して物置を見ると、
親ネコがいなくなっていた。
どうしたのかと思い中を見てみると、
何と物置の壁と棚の間に、
子ネコが挟まっていたのだ!
どうも親ネコが棚の上で子ネコを運ぶ際、
誤って子ネコを落として挟まったようだった。
それからが大変だった。
家内がすぐ救出して、動物病院に連れて行った。
血液検査や診察を受けたところ、
かなり悪い状況だった。
それでも薬を貰い、
ミルクの飲ませ方など教えてもらって、
家に連れて帰った。
その後、
家内がミルクその他必要品を買いに行ったが、
帰ってきてみるともう子ネコは死んでいた。
私は帰宅してから以上の話を聞き、
毛布にくるまっている子ネコの死体を見た。
少し茶色が混じった黒ネコで、
私が見た親ネコよりずっとかわいい顔をしていた。
もっと早く発見してやればよかったなどと後悔は残るが、
ウチとしては出来る範囲のことはしたし、
子ネコの冥福を祈るのみである。