ミス

専門学校では、
来週から期末試験が始まる。
試験1週間前に当たる今週の授業では、
試験範囲の解答例の翻訳文を学生に配る。
中国語の文を日本語に訳したものを、
学生に渡すのだが、
一応確認のために学生に、
1人1文ずつ読んでもらうことにしている。
漢字や文の読み方の練習ということもあるが、
私にとってミスがないか確認する意味もある。
例えば、文の最後のマルが抜けていたり、
「感嘆」とすべきが「簡単」になっていたりする。
自分では完璧のつもりでも、
何かしらミスが見つかるのである。
また、学生の読み間違いから、
注意すべき点がわかったりもする。
案外そこから授業を展開できたりするので、
ミスが怪我の功名になる場合もあるのだ。