曙光の街

今野敏「曙光の街」を読んだ。

曙光の街

曙光の街

警視庁公安外事課の倉島達夫シリーズの第1作である。
私は3作目から逆の順序で読んでしまった。
3作目と2作目では、
倉島シリーズという体裁が出来上がっていたが、
第1作では必ずしもそうでもなかったことがわかる。
ヴィクトル、兵藤、倉島がそれぞれ主人公という感じだ。
複数の主人公にそれぞれ背景があり、
場面転換が次々とあり、
まるで映画のようなスピード感があって飽きさせない。
シリーズ第1作として十分読み応えのある作品であった。