30年

昨日、専門学校でのこと。
現在期末試験中であるが、
カンニング防止のため、通常とは異なる教室で、
異なる時間帯に試験を行うことになった。
その結果、午前中少し時間が空いてしまった。
中途半端な時間のため、どう過ごすか考えた挙句、
結局あまり歩いたことのない専門学校の周囲を歩くことにした。
秋の午前にしては少々暑い中を
天王寺から大きい通り沿いに歩いていくと、
いつの間にか昭和町に来ていた。
昭和町には、私がかつて通っていた桃山学院高校がある。
懐かしくなってそこまで行ってみることにした。
少し店は変わっていたものの、
学校へ向かう道は大きく変わったように思えず、
懐かしさを感じることができた。
そして、学校に近づくと驚いてしまった。
たいへん立派な校舎になっていたのである。
私の時代には、
大きくても何となく灰色の暗い感じがしたものだが、
病院かと思うばかりのきれいな校舎になっていたのである。

高校を出てもう30年になるのを思い出し、
少々感慨にふけって専門学校へと戻ったことであった。