秀作!ウルトラマンメビウス

うちの中国語教室には本棚があって、
中国関係の様々な本が置いてあり、
生徒さんたちは自由に借りられることになっている。
そして横の机には、
友人である作家朱川湊人氏の著作コーナーがある。
これまでの朱川氏の単行本が並べてあるのだ。
少し前から朱川作品を気に入って、
たびたびここの本を借りておられる生徒さんがある。
次に何を借りようか考えておられたその生徒さんに、
ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント」を勧めた。

ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント

ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント

この作品については、
2010年4月30日のこのブログで、
内容について書いているので今回は書かないが、
http://d.hatena.ne.jp/tanglou/20100430
とかく子供のものとして軽く見られがちなこの本は、
たいへんよくできている作品なのである。
この本を借りて帰られたその生徒さんが、
昨日の授業の帰り道で、
「あれはとても感動して泣きました!」
と言っておられた。
朝早く会社に行って読んでいるうちに泣けてしまい、
同僚が来る前に涙を隠すのに苦労したそうである。
他の朱川作品と少し異なる雰囲気だが、
これは朱川湊人でないと書けない素晴らしい作品である、
と改めて推薦したいと思う。