鼻血(4)

鼻血を止めるため、
何かよくわからないが、
細い詰め物を5本、鼻の奥まで詰められていたのだ。
おかげで金・土・日と仕事には行ったものの、
家ではもらった薬を飲みつつぐったりしていた。
何をする気力も起きないのである。
それでも鼻血はとっくに止まっていたので、
もう解放されるであろうと、今朝勇んで病院に出かけた。
詰め物を取ってもらうと、
鼻に息が通る心地よさと解放感を感じた。
しかしまだ油断がならないとのことで、
自然吸収されるというややマイルドな詰め物を詰められ、
また数日後に病院に行かなければならなくなった。
しょうがないとはいえ、憂鬱である。