不可思議な夢

私は普段夢を見ない、というより覚えていない。
ところが今朝、鮮明な夢を見た。
それも妙な夢だった。
夢の中で私は東京に来ていた。
時間が空いたので、どこかを散策することにした。
鉄道の路線図を見て、
名前は知っているが行ったことがない場所を見つけ、
その場所へ出かける。
駅を出ると、目の前に橋が架かっている。
当然のように、私はその橋を渡っていく。
考えればおかしいことだが、
橋は普通川とはほぼ垂直に交差しているのに、
その夢の中ではどういうわけか橋と平行に川が流れている。
私は左側に、歩く方向とは逆に流れていく川を見ることになる。
さらに川の左にはあまり大きくないビル群が並んでいる。
川の流れはかなり急で激しい。
歩いて上流に向かって行くにつれ、多くの魚が見えてくる。
最初の方は普通の魚だったのに、
だんだんビルの5,6個分もある巨大魚がゴロゴロ出てくる。
それがまたカラフルな熱帯魚のような色の巨大魚である。
私は驚きながらさらに上流に進むと、
ほぼ完全体であるティラノザウルスのような恐竜の化石が出てくる。
これは大発見だと思いながら進むと、
今度は生きている恐竜が出てくる。
そのトリケラトプスのような恐竜が私に近づいてくるところで、
夢から目覚めるのである。
あまりにリアルでカラーの夢を見たことで少し考えてしまった。
私は時の流れに逆行していると言うことだろうか?
いずれにせよ私にしてはめったにないことであった。