電子レンジ

私の仕事のうち、
留学生に教える2校の専門学校では、
電子レンジの設置は不可欠である。
なぜなら学生達が持ってきた弁当を温めるのに必要だからだ。
外食したり弁当屋の弁当を買う学生もいるが、
自分で弁当を作って持ってくる学生も多い。
昼時には電子レンジの前にそうした学生が列を作って並んでいる。
ちなみに留学生対象の授業では、
1コマ1時間半の授業を、45分2回に分けている。
集中力が持続しない学生も割といるからである。
昼前の授業の、そのわずかな休み時間に、
電子レンジまで全力疾走する学生もいる。
私が教えるのは、中華圏の学生ばかりなので、
死人の飯である冷や飯は食べられず、
学生はこのように電子レンジを頼りにしているという訳である。