継続

ある生徒さんから相談のメールが来た。
仕事が忙しくてなかなか授業に来れず、
どうしたらいいかという相談であった。
まず自分の所属するクラスの授業に、
遅刻しても良いし、たとえ残り10分でも
極力授業に参加していただきたいと書いた。
また、うちの教室では振り替え受講が可能なので、
他の曜日の授業にも参加されるよう書いた。
少々レベルが違ってしんどい面もないわけではないが、
他のクラスを見ることで刺激も受けるし、
メリットは意外に大きいのである。
生徒さんからは了解した旨返事が来たのでホッとした。
うちの教室が気に入らずに辞められるのは、
残念だが仕方がないのである。
しかし、仕事の都合その他で来られない場合、
可能であれば、何とか続けていただきたいと思っている。
どうしても不可能であれば、
うちの教室でなくても良いので、
中国語自体は続けていただきたいと思っている。
続けていただきたいのは、もちろん経営面のこともある。
しかし私は、自分の教室では、
私の現在考えられるかぎりの
最もよいと思うカリキュラムを組んでいる。
生徒さんがそれに沿って積み重ねてこられたものを、
途中で捨てたくはないのである。
以前学習をしておられ、
何らかの事情でブランクが空いて復帰される方もおられる。
復帰してこられること自体うれしいことではあるが、
その生徒さんご自身が認めておられるように、
「細々とでも続けてくればよかったのに。」
と思うことが多いのである。
よく言われることではあるが、
やはり「継続は力」なのだと痛感する。