震災

今日は15年前に神戸に震災があった日だ。
今ハイチでは、より被害の大きい震災がある。
神戸の震災については、
テレビでも盛んに関連番組を放送している。
昨日も神戸新聞の震災後1週間についての
ドラマ番組があったので家内と見ていた。
やはり見ていると当時を思い出すものだ。
うちの家族の震災体験については、
2年前のこのブログで詳しく書いた。
今でも強く印象に残っていることがいくつかある。
自転車で東灘区の家内の実家に行く途中に見た、
高速道路が落ち、家々が潰れて火が出ている様は、
戦争の時はこんな風だったのではないかと
思える光景であったこと。
潰れた家の中で義理の父が座っている光景。
近所の人が血だらけになって、
頭を抱えて路上に座っている光景。
帰省していた義理の姉の双子の赤ちゃんを連れて、
大阪の私の実家に行こうとして、
寒い夙川の駅前で弟の車が来るのを待っていたこと。
数々の悲惨な光景の一方で、
不思議に静かで優しい、見知らぬ人でも手をさしのべる、
お互いに助け合う雰囲気があちこちにあったこと。
こうしたことが今もまざまざと眼前によみがえる。