歯の詰め物がとれてしまった。
食べ物があたると痛いので、
数年ぶりに歯医者に行くことにした。
子供達はしょっちゅう行っているが、
私は本当に久しぶりに行って、
設備などが進んでいるのに驚いた。
歯の治療の機械は、
後ろに倒れるイスや治療に関する設備はもちろん、
そのイスに座って待つ間、イスの１つ１つの
目の前に画面があってテレビを見ていられる。
さらに、レントゲンを撮った後には、
自分の歯の写真が早速その画面に映されて、
それを見ながら歯医者さんの説明を聞けるのである。
レントゲンでは、歯に何かくわえてアゴを機械に乗せ、
目の前の鏡で位置を合わせると、
カメラが顔の周りを回りながら撮影する。
この業界も日進月歩なのだと感心した。
しかしながら、何かを加えつつアゴを乗せつつ、
撮影を待っている自分の間の抜けた顔が、
目の前の鏡に映るのを見ていると、
何とも情けない感じで少し悲しくなる。
