仕事に対する姿勢

正月休みもあっという間に終わってしまった。
先日の夜、ぼんやりテレビを見ていたら、
女優の香里奈という人が、志村けん笑福亭鶴瓶に対して、
「仕事が辛いと思ったり、辞めたいと思ったときにどう対処するのか?」
といった質問をしていた。
それに対して、2人とも、ほぼ異口同音に、
「そんなことは思ったことがない。」と答えていた。
それだけ見て、テレビを消してしまったので、
惜しいことに、後にどんな言葉が続いたのかわからない。
2人とも、芸能界という華やかな世界で、功成り名を遂げたわけだし、
当然、経済的にも十分な報酬を得ていることだろう。
また、その世界ではすでに重鎮としての地位を築いているのだから、
軽んじられることもなく、人間関係で悩むこともないかもしれない。
だから、仕事で辛いとも辞めたいとも思わないのだろう、
と受け取ることも出来る。
しかし、
どんな仕事でも、どんな立場でも、
当然、普通の人であったなら、
辛いとか辞めたいと思うことが生じるはずだ。
したがって、そういう観点からすれば、
本人達が、特に仕事を辛いと思わない考え方や心構え、
あるいは精神状態があるはずだ。
私個人としては、
志村けんにしても、笑福亭鶴瓶にしても、
お笑い芸人としてはともかく、人間として特別優れているとは思わない。
が、このテレビを見て、
幸せだし、素晴らしいことだし、すごいことだと思った。
私もそうありたいものだと思う。