今日は新年最初の授業だった。
通常パターンの内容に加えて、
「去年がどんな年だったか」、
「今年の計画」
など様々な話が出た。
中国語と日本語半々だった。
(最後には日本語ばっかりになってしまったが…。)
それぞれのお雑煮の違いなど、
お正月ならではの話題が多かったのは勿論だが、
後半のクラスでは、
昨日NHKでやっていた中国の教育に関する番組の話から、
しばらく教育について話が盛り上がった。
他のことをやりながらいい加減に見ていたのではっきりしないが、
その番組で特にびっくりしたのは、こんな話だった。
小学校のクラスで、先生が生徒に将来何をしたいかを尋ねた。
ある男の子が、
「ぼくは成績はよくないけど、将来は医者になりたい。」
と言った。
驚いたのは先生の反応だった。先生はこう言った。
「医者というのは人の命を扱う仕事です。
成績が悪い人が医者になるのは間違いです。」
その男の子が泣きそうになっているように、私には見えた。
「医者は人の命を扱う仕事だから、
専門的医学知識が十分でなく技術が未熟な者が医師になるのはよくない。」
ということならば、正論といえるだろう。
先生の意図は生徒を奮起させることにあったにしても、
小学生に対して言うのであれば、もう少し配慮があっていいのではないか。
一緒に見ていた小学4年生のうちの息子は、
「この子、日本に来ればいいのに。」
と言っていた。