宇宙探偵マクナス・リドルフ

ジャック・ヴァンス「宇宙探偵マクナス・リドルフ」を読んだ。

SFミステリというべきか。
老人である主人公が、
宇宙のあちこちの星に行き、
その類まれな優れた頭脳を駆使して、
様々なトラブルを解決するという話である。
短編10編からなる。
様々な架空の星の描写とともに、
金にシビアな主人公の、
完膚なきまでに敵を叩くやり方が、
小気味よく痛快である。
ミステリでありながら、
何となくユーモラスな雰囲気が漂う。
偶然ネットで好評な書評を見て読んだが、
私のとって久々の大ヒットであった。