雀蜂

貴志祐介「雀蜂」を読んだ。

雀蜂 (角川ホラー文庫)

雀蜂 (角川ホラー文庫)

別荘地に居るミステリー作家が、
眠りから覚めると、
部屋の中に雀蜂がいて襲ってくる、
という突拍子もない状況から始まる。
自分がこれまで書いた作品や取材から得た知識を、
フル活用しながら知恵を絞って、
スズメバチと戦う姿は怖くもあり、
また少しユーモラスで面白くもある。
そういう状況に導いた犯人探しの要素もあるが、
最後にとんでもないどんでん返しがある。
とても面白い作品であった。