予想外

家内から聞いた話。
うちで飼っている犬の、
耳の具合がどうも悪いらしい。
先日の夜、
母と家内が近くの動物病院に連れて行った。
夜にチェーンをはずされた犬は、
「また散歩に連れて行ってもらえる!」
と勘違いしたらしく、
いかにも嬉しそうに足取りも軽く、
ホイホイついてきたらしい。
動物病院に入っても、
まだ事態を認識できていなかった犬は、
診察室に入る直前になって、
「しまった!計られた!」
という表情で事態に気づき、
後ずさりするようにして、
診察室に入るのに抵抗したという。
結局、炎症を起こしていた耳の治療には、
飲み薬を飲ませて様子を見ることになった。
診察後の犬は、
まるで借りてきた猫のようにおとなしく、
その表情の変化はとても面白かったらしい。