至近距離

今朝の犬の散歩でのこと。
いつもの散歩コースも終わりに近い時、
ある家からビニール袋を持つような、
カサコソという音が聞こえた。
時刻は朝の4時15分くらいである。
朝早く出かける人が何か準備をしているのかな、と思った。
と突然、犬が猛然とその家の方に突進しようとした。
あわててチェーンを引っ張って止めたが、
その瞬間、目の前を黄土色の小さなけものが走り出てきた。
イタチである。
突然の犬の登場に驚いたのか、
私の目の前2メートルほどのところを右往左往している。
もちろん私はしっかりチェーンを押さえていたが、
パニック状態に陥ったらしいイタチは、
5秒ほど走り回ったあげく、側溝に消えていった。
イタチの走るスピードは速いので、
顔を見るほどには至らないが、
これまで見た中で最も至近距離でイタチを見ることが出来て、
ちょっと面白いことであった。
イタチにとっては降って湧いた災難であろうけれども。