晴れがましい

台湾人留学生の多い専門学校で、
昨日は卒業式であった。
みんなきれいに着飾っていて、晴れがましい雰囲気であった。
何人か賞をもらう生徒がいて、
教えた講師としても誇らしい気分であった。
とりわけ2年間無遅刻無欠席の生徒がおり、「皆勤賞」をもらっていた。
みんなそれには大変感心していて、
会場からも「すばらしい!」と声が出るほどだった。
私もこの「皆勤」ということは何よりすごいと思う。
特にこの生徒は、授業終了後には板書を消してくれたり、
休んでいる生徒のプリントを受け取り、後日渡してくれたり、
日常における姿勢が立派であった。
だからこそこうした日常の積み重ねが花を開いたのだと思う。
日本の若者にはほとんどなくなってしまった美風が、
台湾にはまだちゃんと残っているようである。